14:45 〜 15:15
[3410-12-01] X線CTによる鉱石試料等の内部構造の非破壊調査
司会:久間 英樹(松江工業高等専門学校)
キーワード:非破壊調査、内部構造、鉱石、貨幣、化石
鉱石の組織・構造を調査するためには、鉱石本体を切断し、薄片や研磨片を作成して顕微鏡観察により鉱物の種類や平面分布を観察したり、EPMA等の元素分析機器を利用し化学組成の測定結果から全体像を組み立てていた。しかし試料片の作成には、切断位置を決定するための事前の内部構造の予想が不可欠で、時間と手間がかかり、ある断面における鉱物の形状や平面分布から試料全体の立体構造を復元する作業は難しかった。また調査は試料の破壊を伴うため、貴重な試料や文化財に該当する試料については、ほとんど調査することができなかった。
今回、中央大学理工学部生命科学科のX線CTを使用し、非破壊で試料中に含まれる鉱物の立体形状や空間分布、空隙の分布、X線透過度の違いによる内部構造の推定を行った。X線CT(コンピュータ断層撮影)の特徴は、①X線を対象試料に360度方向から照射・撮像し、得られた画像をコンピュータで処理後、三次元画像としてX線の透過度を表現する。②非破壊・非接触で対象試料内部の立体構造がごく短時間で調査可能で、試料の内部構造を可視化すること可能である。
今回、中央大学理工学部生命科学科のX線CTを使用し、非破壊で試料中に含まれる鉱物の立体形状や空間分布、空隙の分布、X線透過度の違いによる内部構造の推定を行った。X線CT(コンピュータ断層撮影)の特徴は、①X線を対象試料に360度方向から照射・撮像し、得られた画像をコンピュータで処理後、三次元画像としてX線の透過度を表現する。②非破壊・非接触で対象試料内部の立体構造がごく短時間で調査可能で、試料の内部構造を可視化すること可能である。
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