MMIJ Annual Meeting 2019

Presentation information (2019/01/23 Ver.)

企画講演

粉体精製工学部門委員会学生賞セッション

Wed. Mar 6, 2019 1:00 PM - 3:35 PM Room-4 (Fl.3.,Build. 6. 636)

司会:芳賀 一寿(秋田大学)、晴山 渉(岩手大学)

2:05 PM - 2:20 PM

[1K0401-09-05] Adsorption and recovery process of nickel using sulfur-impregnated carbonaceous filter

○Masaya Iguchi1, Takaaki Wajima1 (1. Chiba University)

司会:芳賀 一寿(秋田大学)、晴山 渉(岩手大学)

Keywords:sulfur-impregnated carbonaceous filter, reduction precipitation, nickel recovery

無電解ニッケルメッキの処理は、大量のニッケルメッキ廃液が排出されている。メッキ廃液中のニッケルをリサイクルするために薬品添加によるニッケル析出や有機溶媒やキレート樹脂を用いた廃液からのニッケル回収が試みられているが、いずれも高コストである。そこで本研究では、安価な硫黄担持炭化物フィルターを用いた、吸着法によるニッケルメッキ廃液からの新たなニッケル回収プロセスを検討した。硫黄担持炭化物フィルターを、脱脂綿を硫黄に含浸し熱分解することで作製し、このフィルターを用いて溶液中のニッケルを吸着し、還元処理を施すことで、Ni金属として析出させ回収する方法を検討した。Na2SとK2Sを用いて作製したフィルターのニッケル吸着量を比較した結果、ニッケル吸着能は同程度だった。0.5MのNa2Sを用いて作製したフィルターに吸着されたニッケルは還元処理により金属ニッケルとして析出したが、1.0MのK2Sでは吸着したニッケルが硫化ニッケルとして析出した。また、金属ニッケルおよび硫化ニッケルは800℃以上の還元処理で表面に析出することが分かった。

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