10:00 AM - 10:15 AM
[2K0301-08-01] The catalytic mechanism of carbon materials in chalcopyrite bioleaching
司会:林健 太郎(JOGMEC)、沖部 奈緒子(九州大学)
Keywords:Copper, Chalcopyrite, Bioleaching, Carbon materials, Electrochemistry
近年の高品位銅資源枯渇の懸念から、その埋蔵量の豊富さで知られる黄銅鉱(Chalcopyrite; CuFeS2)が注目を浴びている。しかしその難溶性により、黄銅鉱からの経済的な銅回収は実現できておらず、更なる湿式製錬の技術発展が求められる。
そこで本研究では、黄銅鉱のバイオリーチングに炭素材料である活性炭および炭素繊維を添加し、その影響を評価・比較することを目的とした。通常のバイオリーチング試験では、32% (day 32) に留まる銅溶出率が、炭素繊維0.5%、1%、2% (w/v) の添加に伴い、34%、39%、61%へ向上した。活性炭添加系ではさらに効果的に銅溶出率が向上し、0.1% (w/v) 添加により96% (day 28) の銅が溶出した。炭素材料の添加に伴い銅回収率が促進した要因として、ガルバニック効果・溶液電位制御効果・細胞増殖抑制効果などが複雑に影響していると予想されるが、その詳細な触媒機構は解明されておらず、また、炭素材料の種類による影響は不明瞭である。これらメカニズムを解明するために、電気化学的分析も踏まえた種々の分析を用い、各種炭素材料の触媒機構を考察した。
そこで本研究では、黄銅鉱のバイオリーチングに炭素材料である活性炭および炭素繊維を添加し、その影響を評価・比較することを目的とした。通常のバイオリーチング試験では、32% (day 32) に留まる銅溶出率が、炭素繊維0.5%、1%、2% (w/v) の添加に伴い、34%、39%、61%へ向上した。活性炭添加系ではさらに効果的に銅溶出率が向上し、0.1% (w/v) 添加により96% (day 28) の銅が溶出した。炭素材料の添加に伴い銅回収率が促進した要因として、ガルバニック効果・溶液電位制御効果・細胞増殖抑制効果などが複雑に影響していると予想されるが、その詳細な触媒機構は解明されておらず、また、炭素材料の種類による影響は不明瞭である。これらメカニズムを解明するために、電気化学的分析も踏まえた種々の分析を用い、各種炭素材料の触媒機構を考察した。
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