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[2P0137-46-09] ネオジム磁石リサイクルに向けた鉄飽和下におけるNd2O3-B2O3-FeOx系状態図の作成
キーワード:Nd2O3-B2O3系状態図、ネオジム磁石、リサイクル、スラグ組成、Nd26B8O51
環境対応車の増加に伴い、モーターに使用される希土類磁石の需要が増加している。レアアースは中国などに偏在しており、資源の乏しい日本ではレアアースの安定確保として使用済み製品からのリサイクルが望まれている。現在、希土類磁石は湿式法で一部リサイクルされているが、大量リサイクル、酸の低減の観点から乾式法を組み合わせたリサイクル技術が求められる。著者らはこれまでB2O3を用いて、RE2O3-B2O3系スラグとしてレアアースを回収する方法を提案した。環境性を考慮し、B2O3を減らしたスラグを検討している。著者らは磁石共存下でFeOを加えた。RE2O3-B2O3-FeOx系スラグを検討するため鉄飽和でNd2O3-B2O3-FeOx系の状態図における液相領域を検証した。L.K.Jakobssonらの論文をもとにquasi-chemicalモデルを用い3元系の状態図を作成し、平衡実験により確認した。また、研究を進める中で従来のLevinらの作成したNd2O3-NdBO3状態図が不完全であり、Nd26B8O51が存在することがわかった。Nd2O3-NdBO3状態図について熱分析により再調査した。
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