リサイクル

[3K0111-25-12] Metals recovery from municipal waste incineration bottom ash by physical separation in a pilot plant

○Mariko Ohnishi¹, Shuji Owada¹, Hiroyuki Takano², Yasuyuki Ishida², Tomonori Takemoto² (1. Waseda University, 2. TAIHEIYO CEMENT CORPORATION)

司会：芳賀 一寿（秋田大学）、三木 一（九州大学）、 ドドビバ ジョルジュ（東京大学）、大島 達也（宮崎大学）

Keywords:municipal waste incineration, bottom ash, physical separation, metals recovery, eddy current separation

一般廃棄物焼却主灰には貴金属を含む多くの重金属類が濃縮されていることが知られており，当研究室を含む複数大学・企業では，4年程前に物理選別プロセスを用いた国内での建設を目的とする研究会を発足させ調査研究を行ってきたが，その成果として2018年国内初の実証プラントが運転を開始した。
本研究では，上記実証プラントにより得られた各種産物の分析を行って同プロセスの評価を行うとともに，そのさらなる高効率化を目指すことを目的とした。評価方法としては各種条件における各産物のXRF・ICP-MSによる元素含有率測定，XRD・MLA分析による鉱物相同定と各鉱物相の単体分離性を明らかにするとともに，各種元素間の選別挙動の相関性を調べ，各種金属元素の選別フロー上での挙動を明らかにした。
また，今後のさらなる選別の高度化を目的として，渦電流選別の効果についても検討した。