MMIJ 2019,Kyoto

Presentation information (2019/08/09 Ver.)

企画講演

JOGMEC金属資源の生産技術に関する基礎研究の成果

Tue. Sep 24, 2019 1:00 PM - 4:05 PM Room-9 (Fl.1.,Build. C3. b1S01)

司会:神谷 太郎(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

2:35 PM - 2:50 PM

[1K0905-14-06] Recovery of rare metals contained in automobile catalysts with NH4Cl

○Hironari Kubo1, Yuza Okamura2, Yuya Oyama3 (1. Fukuoka Institute of Technology, 2. Fukuoka Institute of Technology. Now at Yoshikawa Kogyo Co., Ltd. , 3. Fukuoka Institute of Technology. Now at Shin-Nippon Nondestructive Inspection Co., Ltd.)

Keywords:automobile catalyst, PGM, recycle, pyrolysis

使用済み自動車触媒は白金族金属(Pt、Pd、Rh)を含有しており、乾式法あるいは湿式法によって回収されている。乾式法では、高融点の触媒全体を熔融するため消費エネルギーやフラックス原単位が大きい。湿式法では、触媒全体を酸に浸すため酸消費量、廃液処理量が大きい。また、浸出液中の白金族金属濃度が低いため濃縮工程も必要である。
 自動車触媒はハニカム状のセラミクス母材(2MgO・2Al2O3・5SiO2)表層に、白金族金属粒子がコート層(CeO2)によって固定された構造を有しており、回収ターゲットは表層に集中している。本研究では、使用済み自動車触媒を活性の高いNH4Cl熱分解ガスと反応させることによって、表層を易溶性の塩に変化させた後、水洗浄によって有価成分をスラリーとして回収する手法を試みた。
 自動車触媒を各条件でNH4Cl熱分解ガスと反応させた結果、Ar雰囲気下、350℃で3 h加熱した条件で最も高いレアメタル回収率が得られた。反応生成物の構造解析および熱力学計算によって触媒構成相とNH4Cl塩熱分解ガスの反応機構を検証した結果、CeO2が易溶性の(NH4)2CeCl5に変化する反応がメインであることが明らかとなった。

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