3:20 PM - 3:50 PM
[3K0101-07-05] A Quantitative Analysis for The Tada silve-copper mine Tamida area A group based on 3D Laser Scanning
Keywords: 3D Laser Scanning, Tada Silve-Copper Mine, Open-Pit Mining, Mining Tunnel
「民田地区」は多田銀銅山の歴史を紹介する施設「悠久の館」から北東へ約7㎞に位置している。江戸時代の銀山役人秋山良之助による多田銀銅山の編纂史料「摂州多田銀銅山濫觴来歴申伝略記」には、奈良時代に東大寺の大仏鋳造の際に銅を寄進するため、民田村の東南に隣接する(旧)国崎村の奇妙山神教間歩を採掘したという伝承が記されている。また同編纂史料には、江戸時代前期、民田村内の鳴出し銅山、𣖔木銅山、大坂山銅山、鳥越銅山の四ヶ山が往古大盛りであったと記載されている。
これまでの目視による調査で、この地区の南に位置しているA群には、急峻な地形に大きな溝掘跡や階段状の露頭掘跡が多数残存していることが確認されている。またA群では、露頭掘から坑道掘へ移行した断面形状が三角型の坑道等、多様な坑道掘跡も確認されている。今回3次元レーザスキャナを用いて露頭掘跡周辺や坑道内の測定を行った。この結果、露頭掘から坑道掘へ移行した坑道が地中内で繋がっていることや坑道内に多数の木片等が発見された。これよりA群が近代まで再開発を繰り返し行われていたことがわかった。
これまでの目視による調査で、この地区の南に位置しているA群には、急峻な地形に大きな溝掘跡や階段状の露頭掘跡が多数残存していることが確認されている。またA群では、露頭掘から坑道掘へ移行した断面形状が三角型の坑道等、多様な坑道掘跡も確認されている。今回3次元レーザスキャナを用いて露頭掘跡周辺や坑道内の測定を行った。この結果、露頭掘から坑道掘へ移行した坑道が地中内で繋がっていることや坑道内に多数の木片等が発見された。これよりA群が近代まで再開発を繰り返し行われていたことがわかった。
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