MMIJ 2019,Kyoto

Presentation information (2019/08/09 Ver.)

企画講演

ワイヤロープ

Thu. Sep 26, 2019 12:55 PM - 4:15 PM Room-2 (Fl.1.,Build. C1. 173)

開会挨拶:塚田 和彦(京都大学)
司会:守谷 敏之(東京製綱)、森野 徹(神鋼鋼線工業)
総括:花崎 紘一(京都大学名誉教授)

2:15 PM - 2:40 PM

[3K0201-07-04] Radial Direction Compression Test for Simplified Analysis Method of Elevator Wire Rope

○Tatsuya Nakatani1, Kenta Yamagiwa2, Asuka Hatano1, Satoshi Izumi1 (1. University of Tokyo, 2. National Institute of Occupation Safety and Health)

Keywords:Wire rope, Compression test, Anisotropy, Finite element analysis, Simplification

エレベータ用ワイヤロープはその複雑な構造ゆえ,点検の際に内部の損傷状況を詳細に把握することが難しく内部破断の検知が困難であるという問題を抱えている.引張曲げ試験等が行われているが肝心の破断までの内部の応力状況を測定することは難しく,有限要素法解析を行うとしても素線のすべてを再現したモデルは計算負荷が膨大なため,軽負荷の簡略化されたモデルの開発が求められている.本研究ではワイヤロープの簡略化モデルの作成に向けてワイヤロープ及びその構成部位であるストランド,心綱の径方向圧縮試験を行い荷重と変位の関係を計測することで,その材料特性について考察した.ストランド(S(19))については径方向の見かけのヤング率は軸方向の値150GPaと比べて非常に小さいおよそ20GPaであると導出され,その異方性が実験において確認された.また,ワイヤロープ,心綱は径方向の圧縮に対して非線形性とヒステリシスを性質として持つことが確認された.今後は本試験結果をふまえて高精度なワイヤロープの簡易モデルの開発を目指す.

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