MMIJ 2019,Kyoto

Presentation information (2019/08/09 Ver.)

一般講演

【一般講演】資源開発技術・開発機械

Thu. Sep 26, 2019 9:55 AM - 12:05 PM Room-5 (Fl.3.,Build. C1. 311)

司会:奈良 禎太(京都大学)、陳 友晴(京都大学)

10:45 AM - 11:05 AM

[3K0502-07-03] Anaerobic digestion of macroalgae under high salinity including osmoprotectant

○Yuki Ueda1, Hiromu Kusuda1, Katsuaki Ohdoi1, Eishi Kusaka1, Wataru Sugimura1 (1. Kyoto University)

Keywords:anaerobic digestion, macroalgae, salt tolerance, glycine betaine

本研究は海水と同様の塩分条件となる大型藻類のメタン発酵において、浸透圧保護剤であるグリシンベタインを添加したときの効果を調べることが目的である。第三世代のバイオマスとして注目される大型藻類は、水分量が高くメタン発酵によるエネルギー回収が適している。しかし、従来のメタン発酵法では、海水の塩分によりメタン生成が阻害される。従って、浸透圧保護剤を添加し、微生物に耐塩性を持たせる必要がある。本研究では、浸透圧保護剤の中でも先行研究において最も効果のあったグリシンベタインを添加し、大型藻類のメタン発酵に及ぼすNaClや硫酸塩の影響を検討した。大型藻類の一つであるマコンブを乾燥したものを基質として、高塩分条件下でのメタン発酵を連続培養で行った。また、異なる水理学的滞留時間の条件を設定し、その違いがメタン生成に及ぼす影響を調べた。実験の結果から、海水の流入速度の違いによるメタンガスの発生量、基質である有機酸の消費におけるメタン生成菌による還元作用と硫酸還元菌による酸化作用の競合、さらに、硫酸還元菌により発生した硫化水素による阻害についての考察を行った。

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