一般社団法人資源・素材学会 2020年度春季大会

講演情報(2020年1月24日付 確定版)

一般講演

開発機械/岩盤工学/資源開発技術

2020年3月15日(日) 13:00 〜 17:20 第4会場 (6号館 2階 625講義室)

司会:濱中 晃弘(九州大学)、笹岡 孝司(九州大学)、福田 大祐(北海道大学)

13:20 〜 13:40

[1K62507-18-02] 宗谷夾炭層を対象とした地下バイオメタン鉱床造成/生産法の実証試験について

○木山 保1、猪股 英紀1、上野 晃生1、玉澤 聡1、玉村 修司1、村上 拓馬1、藤井 義明2、青山 秀夫3、山口 眞司3、水澤 孝仁3、佐々木 利基3、金子 勝比古1 (1. 公益財団法人北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所、2. 北海道大学、3. 三菱マテリアル株式会社)

キーワード:地下バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法)

北海道北部の地下には,天北炭田の褐炭層が広範囲にわたって賦存している。これらの褐炭は過去には採掘されてきたが,現在では利用されていない。幌延地圏環境研究所は,地下バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法)を提唱し,微生物を用いて未利用の地下有機物資源からバイオメタンを生産する技術について,基礎的な研究を進めてきた。2019年度から,SCG法の実証に向けた原位置試験に着手し,猿払村小石鉱区において,新第三系宗谷夾炭層の一番層を試験対象褐炭層として3本の試験孔を掘削し,試験対象層の上下盤への遮水処理を施し,初期状態を把握するために揚水して孔内水を炭層から湧出する地下水に置換し,基本的な観測装置を設置した。また,揚水作業で得られたデータから,初期状態の原位置の浸透率の評価を試みた。本発表では,SCG法の概念を紹介するとともに,現在進行している試験の内容と今後の進め方について議論する。

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