13:00 〜 14:00
[2P0106-14-03] 溶融飛灰の水洗による金属リサイクル (発表者:修士課程)
キーワード:溶融飛灰、水洗浄、リサイクル
日本では一般廃棄物は主に焼却または溶融処理された後、最終処分されている。焼却処理後の残渣は主にセメント原料にリサイクルされており、溶融処理後のメタル・スラグは金属原料や道路の舗装材としてリサイクルされている。しかし、溶融処理時に揮発した煤塵(溶融飛灰)には高濃度の塩類や重金属等が含まれているため、殆ど埋め立て処分されている。この溶融飛灰から効率的に有価金属を回収することが出来れば、さらなる資源化、最終処分場の負担軽減等に繋がると期待されている。そこで、本研究では基礎研究として、溶融飛灰の性状の調査、水洗浄による金属濃縮及び塩類除去を目的とした。溶融飛灰の組成及び粒度を調査し、静置・攪拌・超音波照射よる水洗浄を行った。その結果、溶融飛灰にはAg、Zn、Pb、Cu、Sn等の有価金属が含有しており、それらを水洗浄によって約2倍以上に濃縮させることが出来た。
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