リサイクル

[2P0106-14-09] 物理選別によるシュレッダーダストからの金属回収および塩素除去の可能性 (発表者：学士課程)

○中川 将和¹、大和田 秀二¹ (1. 早稲田大学)

キーワード：シュレッダーダスト、物理選別、金属回収

現在，各種リサイクル法等に基づく取り組みにより，廃棄物からの有価金属資源の循環利用が進んでいる。一方で金属材料を有するシュレッダーダストは、選別困難物として主に焼却など減容化処理され，その多くが埋立処分されている。

　本研究では，シュレッダーダストから鉄，アルミニウムや銅を濃縮し，塩素分の除去を行う乾式物理選別プロセスを開発する。そのために，シュレッダーダストを7粒群にふるい分けし，それぞれの粒群について低・高磁場2段階磁選，渦電流選別、静電選別を行なった。低・高磁場磁選では鉄濃縮産物の回収，また，非磁着物に対する渦電流・静電選別ではアルミニウム，銅濃縮産物の回収を目的とした。
このプロセスで得られた産物について各種金属および塩素分の分析を行い、金属濃縮および可能性の検討を行った。