一般社団法人資源・素材学会 2020年度春季大会

講演情報(2020年1月24日付 確定版)

一般講演

高温素材プロセッシング

2020年3月17日(火) 09:00 〜 12:00 第2会場 (6号館 2階 621講義室)

司会:安田 幸司(京都大学)、大内 隆成(東京大学)

10:00 〜 10:20

[3K62101-08-04] 太陽電池パネルリサイクルガラスへの金添加による赤色金コロイドガラスの作製 (発表者:修士課程)

○甲斐 匠1、武部 博倫1 (1. 愛媛大学)

キーワード:廃ガラス、リサイクル、金コロイド、熱処理

近年、資源的に限りのある石炭や石油などの化石燃料を基にしたエネルギーから太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギーへの転換に向けた取り組みが世界中で進められている。中でも太陽光エネルギーを利用した発電への投資が世界的に拡大しており、日本も例外ではない。しかし、太陽光発電が普及していく中で寿命を迎えた太陽電池パネルから大量の廃ガラスが発生すると言われており、2030年代後半には国内で年間約17-28万トンに達すると予測されている。現状の廃ガラスの使途として路盤材の再利用程度しかなく、ほとんどが埋め立て処理となる。そのため、廃ガラスのリサイクルと再資源化が課題となっている。
本研究では、廃ガラスの利用方法としてステンドグラスなどに用いられる金コロイドガラスへの応用を検討した。廃ガラスについてSEM-EDSを用いた組成分析を行い、熱機械特性分析装置を用いたガラス転移温度測定など、基礎特性の評価を行った。また、ホットサーモカップル法により廃ガラスの溶融条件を決定した。得られた基礎データを基に、溶融凝固法を用いて廃ガラスへの金添加による赤色金コロイドガラスの作製及び熱処理条件の最適化を行った。

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