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[3K62206-15-05] エタノール添加系における硫酸還元菌による坑廃水処理プロセスの定量モデル化
キーワード:坑廃水処理、パッシブトリートメント、硫酸還元菌、phreeqc、モデル化
JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)では、国内休廃止鉱山における処理コスト削減等を目的に自然力活用型処理技術の調査研究を行っており、複数あるプロセスの内、硫酸還元菌の活動を利用し嫌気的な環境で金属を処理するプロセスを中心とした実証試験を、複数の国内休廃止鉱山において実施している。
当プロセスでは、硫酸還元菌が低分子有機物を使って硫酸を還元する反応の他、リアクター内の溶存酸素を消費し嫌気的な環境に移行する反応や、有機物の分解反応など、複数の反応が系内で進むことによって金属が処理される。しかしながら、リアクター内における処理メカニズムは未解明な部分が残っているため定量的な評価は難しく、他鉱山への実導入や処理条件の最適化などのためには複数の試験によるデータ蓄積が必要であるのが現状となっている。
そこで本研究では、硫酸還元にエタノールを用いる処理プロセスを対象とし、国内の他鉱山への導入に向けた条件検討や評価が可能となる定量モデルを得ることを目的に実験および解析を行っている。本報では、休廃止鉱山の実坑廃水を用いたカラムによる連続通水試験を対象にモデル構築を試みた結果を報告する。
当プロセスでは、硫酸還元菌が低分子有機物を使って硫酸を還元する反応の他、リアクター内の溶存酸素を消費し嫌気的な環境に移行する反応や、有機物の分解反応など、複数の反応が系内で進むことによって金属が処理される。しかしながら、リアクター内における処理メカニズムは未解明な部分が残っているため定量的な評価は難しく、他鉱山への実導入や処理条件の最適化などのためには複数の試験によるデータ蓄積が必要であるのが現状となっている。
そこで本研究では、硫酸還元にエタノールを用いる処理プロセスを対象とし、国内の他鉱山への導入に向けた条件検討や評価が可能となる定量モデルを得ることを目的に実験および解析を行っている。本報では、休廃止鉱山の実坑廃水を用いたカラムによる連続通水試験を対象にモデル構築を試みた結果を報告する。
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