銅原料中の不純物低減の取り組み

[1K0301-05-02] 粒子破壊モデルを組み込んだ離散要素法によるHPGRにおける粉砕・単体分離挙動の考察

○所 千晴¹、綱澤 有輝²、Liang Yu¹、坂入 義隆³、塚田 浩二⁴、斉藤 瑞稀⁵、蛭子 陽介⁵、三觜 幸平⁵ (1. 早稲田大学、2. 産業技術総合研究所、3. 古河機械金属株式会社、4. 古河産機システムズ株式会社、5. 日鉄鉱業株式会社)

司会：神谷太郎（JOGMEC）

キーワード：選鉱、鉱物処理、選択粉砕、T10モデル、装置設計

HPGR（High Pressure Grinding Roll）は、異相境界付近に優先的に亀裂を生じさせ、ボールミルとの組み合わせによって比較的低エネルギーにて粉砕および単体分離を促進させる効果が期待されている。本発表では、T10モデルと呼ばれる粒子破壊モデルを組み込んだ離散要素法によってHPGR内で粒子が受ける粉砕力をシミュレーションし、銅鉱石を対象とした実験結果と比較検討することによって、どのような応力が粉砕や単体分離に適しているかを考察した例を紹介する。また、得られたシミュレータを用いて、粉砕や単体分離促進に適した装置条件を考察した例を紹介する。