MMIJ 2021,Sapporo

Presentation information (2021/08/18 Ver.)

Special session

(Special session/Open call for public) Development of CCS / CCUS technology for building a zero-emission society

Tue. Sep 14, 2021 1:00 PM - 4:50 PM Room-1 (Webex)

Chairman:Yuichi SUGAI (Kyushu University), Shinsuke NAKAO (AIST), Takashi FUJII (AIST)

4:25 PM - 4:45 PM

[1K0201-08-08] Desorption of carbon dioxide from amine solutions at low temperature using low frequency of ultrasound

○Hirokazu Okawa1, Yuya Kitamura1, Takahiro Kato1, Katsuyasu Sugawara1 (1. Akita University)

Chairman:Takashi FUJII (AIST)

Keywords:amine solution, CCS, ultrasound, desorption, calcium carbonate

火力発電所のように一か所で大量のCO2が発生する施設からの排出量を削減する技術として、二酸化炭素の分離・回収および地下貯留(carbon dioxide capture and storage (CCS))が注目されている。これは、モノエタノールアミン(MEA)などの化学吸収液を用いて、排出ガス中からCO2を選択的に回収した後、その溶液を加熱することでCO2を脱離し、純度の高いCO2としたのちに、それを地下の貯留層へ超臨界状態で圧入する技術である。化学吸収液としては、主に第一級アミンであるMEAが使用されているが、これは他のアミン系の吸収液と比較して、単位重量当たりのCO2吸収量が多く、反応性、価格面で優れているためである。しかしながら、CO2との反応性が高いがゆえに、吸収したCO2を気体(CO2(g))として脱離するには、液温を120°Cまで高める必要がある。そこで、我々は低温にて、MEA溶液からCO2を脱離することを目的として、超音波の利用を検討してきた。本発表では、アミン溶液からCO2を低温にて脱離することを目的として、超音波によってMEA溶液から脱離するCO2の形態を明らかにするとともに、超音波と塩化カルシウム(CaCl2)を用いた場合のCO2脱離機構について検討した結果について述べる。

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