4:20 PM - 4:50 PM
[3K0407-12-06] Treatment method for secondary raw materials at Toyo Smelter and Refinery
Chairman:Shigeru KAWAMURA (Akita University)
Keywords:Copper smelting, recycle
住友金属鉱山株式会社東予工場では、近年の世界的な環境意識の高まりと環境に配慮した製錬事業の取組みの一環として、二次原料の増処理に取り組んでいる。従来、転炉工程では集荷量が増加している故銅、銅滓、基盤屑等の二次原料の処理が課題であった。故銅処理については増処理が転炉のヒートバランスへ及ぼす影響を検証し、炉内反応に影響させることなく処理量を増加させた。銅滓については造鍰期での処理量を増加させた時に、不純物由来の組成変動により鍰性状が一時的に悪化したが、鍰組成の制御方法を見直すことで安定的な操業条件を見出した。E-スクラップ等の基盤屑やLIB(リチウムイオン二次電池)スクラップについては、転炉工程で処理可能な前処理方法を確立し、硫酸製造工程において問題を発生させることなく増処理を可能とした。上記取り組みにより、既存の東予工場製錬プロセスにて大きな設備変更をすることなく2020年以降、二次原料処理量を大幅に増加させることが可能となった。
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