10:05 AM - 10:25 AM
[1301-05-01] Ofunato mine horoshi area development work
Chairman:Yuji Takagi (Limestone Association of Japan)
Keywords:limestone
大船渡鉱山は主にセメント原料用石灰石を採掘しているが、既存鉱区の残鉱量が減少したことから、新規鉱区である袰下地区の開発工事を実施し、約100年分の鉱量を確保した。
開発に当たっては、①1次破砕工程を袰下地区に新設し、2次破砕工程以降は既設工程を使用する。②袰下地区から既存鉱区の坑内設備に鉱石輸送用長距離BCを新設する。③袰下地区内に登山道路及び鉱石運搬道路を新設する。④採掘エリアの表土、夾雑がんの処理先を確保する為、袰下地区内に集積場を新設する。以上の4項目を基本構想として各種仕様を決定した。本工事では特に技術的な課題として、坑道掘削時に発生する騒音、低周波音に対する対策や、急峻な地形での橋梁建設工事、長距離BCでは傾斜部での安全なベルトの引込み方法に加え、BCで発生する回生電力の活用について取り組んだ。保安面では、坑道内の入退坑を管理するシステム構築を行った。環境面では開発地区付近に自生する希少動植物の保全の為に、有識者を交えた生態系保全対策検討会を設立し、保全措置の検討、実施を行った。本報告では、新規鉱区開発工事の取り組み内容の一部を報告する。
開発に当たっては、①1次破砕工程を袰下地区に新設し、2次破砕工程以降は既設工程を使用する。②袰下地区から既存鉱区の坑内設備に鉱石輸送用長距離BCを新設する。③袰下地区内に登山道路及び鉱石運搬道路を新設する。④採掘エリアの表土、夾雑がんの処理先を確保する為、袰下地区内に集積場を新設する。以上の4項目を基本構想として各種仕様を決定した。本工事では特に技術的な課題として、坑道掘削時に発生する騒音、低周波音に対する対策や、急峻な地形での橋梁建設工事、長距離BCでは傾斜部での安全なベルトの引込み方法に加え、BCで発生する回生電力の活用について取り組んだ。保安面では、坑道内の入退坑を管理するシステム構築を行った。環境面では開発地区付近に自生する希少動植物の保全の為に、有識者を交えた生態系保全対策検討会を設立し、保全措置の検討、実施を行った。本報告では、新規鉱区開発工事の取り組み内容の一部を報告する。
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