資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 最近の採掘技術に関するトピックス

2022年9月6日(火) 10:00 〜 11:55 第3会場 (A13)

司会:髙木裕治(石灰石鉱業協会)、笹岡孝司(九州大学)

10:05 〜 10:25

[1301-05-01] 大船渡鉱山 袰下地区開発工事について

○小林 一希1 (1. 龍振鉱業株式会社)

司会:髙木裕治(石灰石鉱業協会)

キーワード:石灰石

大船渡鉱山は主にセメント原料用石灰石を採掘しているが、既存鉱区の残鉱量が減少したことから、新規鉱区である袰下地区の開発工事を実施し、約100年分の鉱量を確保した。
開発に当たっては、①1次破砕工程を袰下地区に新設し、2次破砕工程以降は既設工程を使用する。②袰下地区から既存鉱区の坑内設備に鉱石輸送用長距離BCを新設する。③袰下地区内に登山道路及び鉱石運搬道路を新設する。④採掘エリアの表土、夾雑がんの処理先を確保する為、袰下地区内に集積場を新設する。以上の4項目を基本構想として各種仕様を決定した。本工事では特に技術的な課題として、坑道掘削時に発生する騒音、低周波音に対する対策や、急峻な地形での橋梁建設工事、長距離BCでは傾斜部での安全なベルトの引込み方法に加え、BCで発生する回生電力の活用について取り組んだ。保安面では、坑道内の入退坑を管理するシステム構築を行った。環境面では開発地区付近に自生する希少動植物の保全の為に、有識者を交えた生態系保全対策検討会を設立し、保全措置の検討、実施を行った。本報告では、新規鉱区開発工事の取り組み内容の一部を報告する。

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