(Poster session & Short presentation) Processing & Material Group

[1306-24-08] [Student presentation: Master’s course]Bromide volatilization of lead in steelmaking dust using bromine-containing plastic

○Nakashima Dai¹, Takaya Yutaro², Tokoro Chiharu³, Yamaguchi Katsunori¹ (1. Waseda University, 2. Waseda University/Tokyo University, 3. Tokyo University/Waseda University)

Chairman:KoujiYasuda(KYOTO UNIVERSITY), HiroyukiMatsuura（The University of Tokyo）

Keywords:Bromine, Zinc, ABS resin, Recycling

ABS樹脂中の臭素を用いて製鋼ダスト中の鉛を臭化揮発分離し, 製鋼ダストを亜鉛源として再利用することを目的として，臭素系ABSと製鋼ダストを, 600と700℃で, ABS樹脂に対する製鋼ダストの質量比W_D/W_ABS=3, 2, 1と変化させ, 製鋼ダスト中のPb, Zn, Feの揮発挙動を調べた.
実験の結果, 温度が高いほど, W_D/W_ABSを下げることで, Pbの揮発率は上昇した. また, Zn揮発率は, 本実験の温度範囲では温度による依存性は確認できず, W_D/W_ABSを下げることにより増加した. Feは, いずれの実験条件においてもほぼ揮発せず, 処理後の製鋼ダスト中に残存した. 700℃, W_D/W_ABS=3の条件が製鋼ダスト中の鉛の臭化揮発分離に適しており, Znの揮発率を5%以下に抑えながら, 約95%の揮発率でPbを分離することができた.