2:30 PM - 2:45 PM
[2208-17-06] Fundamental study on the electrorefining process for low-grade crude copper anode using basket electrolysis method
Chairman:Koichi Hashimoto(JOGMEC)
Keywords:copper electrorefining process , black copper, basket electrolysis method, anode surface film
リサイクル原料由来の不純物を多く含む粗銅はブラックカッパーと呼ばれ、容易に不動態化するために通常の電解精製工程でアノードとして用いることができない。現状のブラックカッパーの処理プロセスは、加圧下での酸溶解と電解採取を組み合わせた手法を用いており、電力原単位が高いという課題を抱えている。
ブラックカッパーを処理するための電解精製プロセスとして、本研究ではバスケット電解法の適用を検討した。ブラックカッパーを多量の小片に成形し、不溶性の金属バスケットに充填して電解を行う。アノード片のサイズを数ミリ程度と小さくすることで、表面から一定深さまでしか溶解できない場合でも、大きい比表面積のために十分なアノード溶解率が得られると期待される。
一般の板状アノードを用いる電解プロセスにおいては未溶解のアノードが導通パスとなり電解が進行するが、バスケット電解法においてはアノード表面に形成されるアノードスライム成分を含む皮膜を介した給電となるために、アノードの表面皮膜の導電性などの特性が重要になる。これらの特性はアノード組成に依存すると考えられるため、実プロセスに近しいブラックカッパー組成を中心に検討を行なった。
ブラックカッパーを処理するための電解精製プロセスとして、本研究ではバスケット電解法の適用を検討した。ブラックカッパーを多量の小片に成形し、不溶性の金属バスケットに充填して電解を行う。アノード片のサイズを数ミリ程度と小さくすることで、表面から一定深さまでしか溶解できない場合でも、大きい比表面積のために十分なアノード溶解率が得られると期待される。
一般の板状アノードを用いる電解プロセスにおいては未溶解のアノードが導通パスとなり電解が進行するが、バスケット電解法においてはアノード表面に形成されるアノードスライム成分を含む皮膜を介した給電となるために、アノードの表面皮膜の導電性などの特性が重要になる。これらの特性はアノード組成に依存すると考えられるため、実プロセスに近しいブラックカッパー組成を中心に検討を行なった。
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