MMIJ 2022,Fukuoka

Presentation information (2022/07/27 Ver.)

General Session

(General session) Mining and underground construction machineries / Rock Engineering / Resource based economy and social system / Mining technologies

Wed. Sep 7, 2022 1:00 PM - 4:20 PM Room-4 (A25)

Chairman: Tei Saburi (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology),Akira Sato (Kumamoto University)

3:00 PM - 3:20 PM

[2409-17-06] Numermical modelling of induced seismicity considering metre-scale rock mass stress heterogeneity - the relation between the occurrence of large-scale seismic events and b-value

○Atsushi Sainoki1 (1. Kumamoto University)

Chairman:Akira Sato (Kumamoto University)

Keywords:Deep underground mine, induced seismicity, stress heterogeneity, b-value, fracture network

大深度地下鉱山で生じる誘発地震は、浅深度の鉱床の枯渇による採掘深度の増加とともに、頻度及び規模が増加している。安定的に安全に、大深度において鉱床掘削を継続するためには、誘発地震の発生リスクを正確に評価し、適切な対策を取ることが重要となる。本研究では、き裂ネットワークに起因した岩盤のメートルスケールの剛性不均質性を考慮し、誘発地震シミュレーションを実施した。その結果、断層上にmagnitudeが-3~1.0程度の数百の誘発地震をシミュレーションすることに成功した。特筆すべきは、シミュレーションされた誘発地震群のb値がほぼ1となったことである。これは、数値モデル内の誘発地震の規模分布が、現実の誘発地震の規模分布と極めて近いことを示しており、メートルスケールの岩盤の応力不均質性が小~中程度の誘発地震の要因となっていることを示唆している。最後に、数値シミュレーション内で、比較的規模が大きな誘発地震が発生する前は、微小地震の頻度が減少していることを確認することができた。これに関しても、実際の観測結果と調和しており、今回用いた手法が大規模誘発地震の発生予測に適用できる可能性を示唆している。

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