MMIJ Annual Meeting 2024

Presentation information (2024/02/02 Ver.)

General Session

3/17PM (General session) Hydrometallurgy

Sun. Mar 17, 2024 1:00 PM - 4:00 PM Room-3 (Fl.3.,Build. 6. 632)

Chairperson: Takumi Yasuda (Kyoto University), Shunsuke Yagi (Tokyo University)

(Presentation: 12 minutes allotted for lecture and 8 minutes for Q&A out of 20 minutes per presentation)

2:40 PM - 3:00 PM

[1K0301-08-05] Gold recovery experiments from hot spring and deep sea hydrothermal fluids using metal recovery materials made from blue-green algae

○Yasuyuki Fukushima1, Tatsuo Nozaki2, Satoshi Okada2, Yutaro Takaya3 (1. IHI Corporation, 2. Japan Marine Science and Technology Center, 3. The University of Tokyo)

Chairperson: Shunsuke Yagi (Tokyo University)

Keywords:Biosorption, Metal recovery material, Blue-green algae, redox reaction, Gold recovery

水に溶けた金・貴金属の低環境負荷な回収方法として,本研究ではラン藻を原料にした金属回収材に取り組んでおり,その性能概要と最近の特徴的な成果について紹介する。本研究で用いた金属回収材は,ラン藻に化学的処理を施したのち,乾燥してシート状に加工したものである。ラン藻の生命活動を加工処理で停止させ,ラン藻が持つ構成分子を使ったバイオマス材料として利用している。この金属回収材の反応機構は酸化還元反応を利用したバイオソープションで,金の選択的回収に優れていることや,1pptのような極低濃度でも還元・回収でき,反応は数分から有意に進むことが分かっている。また,pHが1を下回るような強酸環境でも回収率90%を超えることや,高マトリックス液中でも金を選択回収できるなど,金・貴金属回収性能で様々な特徴を示している。そこで,1ppb以下の極低品位の金を含むと思われる秋田県の玉川温泉や東青ヶ島海丘カルデラの深海700mの海底熱水を対象にして金回収を試みた。玉川温泉では7か月強の浸漬時間で金属回収材に30ppmの金回収に成功した。海底熱水では2年の浸漬時間で金属回収材に7ppmの金回収と142ppmの銀回収を確認したが,有意な回収かどうか検討中である。

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