3/19AM (General session) Environment / Mineral processing

[3K0401-08-06] Bio/chemical leaching of laterite ore and its Ni dissolution mechanism

○kondo ー shota^{1[Master’s course]}, Doaa Eladl¹, Naoko Okibe¹ (1. kyushu university)

Chairperson: Wataru Hareyama (Iwate University)

Keywords:Ni laterite, Bioleaching, Chemical leaching, Iron reducing bacteria, Organic acid

近年のNi需要の増加や、Ni硫化鉱枯渇化の影響により、難溶解性Laterite鉱の資源化が求められている。本研究では、より環境負荷の低いLaterite鉱の湿式製錬法として、好酸性鉄還元細菌を利用した還元型バイオリーチングや、有機酸を金属浸出剤としたケミカルリーチングの有効性を検討した。また両者を組み合わせたバイオケミカル混合系も試験した。バイオリーチング試験では溶液中のFeはほぼFe²⁺であったことから、Goethiteから僅かに溶けたFe³⁺が微生物学的に還元され鉱物溶解反応が促進されたと考えられる。有機酸ケミカルリーチング試験では、クエン酸系ではFeがほぼFe³⁺として。一方、タンニン酸系ではFeがほぼFe²⁺として浸出することでNi浸出が促進されていた。つまり、クエン酸系ではFe³⁺-Cit錯体が形成、一方、タンニン酸系では多数のヒドロキシ基による還元作用によりFe²⁺-Tan錯体が形成することで鉱物溶解が進んだと思われる。バイオケミカル混合系ではわずかに相乗作用が見られ、バイオクエン酸系で最大のNi浸出が見られた。