10:35 AM - 10:55 AM
[1101-08-05] Chemical Approach of Color Reaction Monitoring Method on Heavy Metals in Crushed Stone Dust
Chairperson:岩月 栄治(愛知工業大学)
Keywords:Crushed stone dust, Heavy metal, Color reaction, Monitoring, Corrosion and Abrasion
骨材を生産する露天採掘場では、多くの重機やプラントを稼働させて採掘・破砕を行うため、多量の砕石粉じんが発生する。飛散粉じん中には岩石由来の鉱物性重金属成分の他、重機や砕石プラントの腐食摩耗から発生する重金属も混在する可能性がある。重金属を含む鉱物性物質は、その極微量が人体内で必須ミネラルとして働くため、それぞれの体内許容値がある。しかし、その値を超える量に長期間暴露された場合、健康影響が懸念される。そのため、我々は迅速かつ簡便に現場で発生する粉じん中の有害成分をモニタリングする方法の開発を目指している。
本研究では、様々な有害成分の簡易モニタリング法開発の基礎的な検討のため、地殻を構成する重金属元素中で含有量が最も多く、重機や砕石プラントの老朽化による腐食や摩耗から飛散粉じん中に混入する可能性が高いFeをモニタリング対象にした。Feを含む重金属は特定の試薬と反応し、それぞれ固有な色を呈色する性質を持っているため、その特徴を利用して県内の異なる3つの露天採掘場で採収した砕石および砕石ダストに呈色試薬を使用し、簡易モニタリング法の基になる変色の原理について化学的観点から追求した。
本研究では、様々な有害成分の簡易モニタリング法開発の基礎的な検討のため、地殻を構成する重金属元素中で含有量が最も多く、重機や砕石プラントの老朽化による腐食や摩耗から飛散粉じん中に混入する可能性が高いFeをモニタリング対象にした。Feを含む重金属は特定の試薬と反応し、それぞれ固有な色を呈色する性質を持っているため、その特徴を利用して県内の異なる3つの露天採掘場で採収した砕石および砕石ダストに呈色試薬を使用し、簡易モニタリング法の基になる変色の原理について化学的観点から追求した。
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