MMIJ 2024, Akita

Presentation information (2024/08/07 Ver.)

General Session

(General session) Environment

Tue. Sep 10, 2024 8:45 AM - 12:00 PM Room-3 (103, 1F, General Education Bldg. 2) (103, 1F, General Education Bldg. 2)

Chairperson:淵田 茂司(東京海洋大学)、有馬 孝彦(北海道大学)

(Presentation: 15 minutes allotted for lecture and 5 minutes for Q&A out of 20 minutes per presentation)

9:45 AM - 10:05 AM

[1301-09-04] A study about storage method of tritium-contaminated water using water absorptive polymer (12)

○Shogo Higaki1, Takehiko Goto2, Toru Oishi3 (1. The University of Tokyo, 2. Hiroshima University, 3. Nippon Steel Cement)

Chairperson:淵田 茂司(東京海洋大学)

Keywords:Treated water, Waste management, Passive treatment, Volume reduction

トリチウムは水素の同位体であるため、通常の汚染水処理手法では除去することが不可能である。そのため、福島第一原子力発電所の事故では、多量のトリチウムを含んだ汚染水が処理できずにタンクで長期間保管されている。政府は海洋放出の方針を決定し、昨年夏から実施されているが完了までには30年もの長い年月がかかるとされている。その間に、自然災害やタンク の老朽化によりトリチウムを含んだ汚染水が漏水する危険性も指摘されている。本研究では、 紙おむつ等で使用されている吸水性ポリマーを用いて、トリチウムを含む汚染水を安全に保管し、 かつエネルギー不要で安全に減容化できる技術を見出し報告してきた。
今回は、ヨウ素吸着ゲルに対するヨウ素以外の陰イオンが共存する条件での新たな知見について報告する。