(Special session) Trends in Assessment and Countermeasures for Geo-Environmental Pollution

[1401-08-04] Elucidation of the water quality formation mechanism of acid mine drainage using multi-analytical methodology at Yoshino Mine

○Takahiko Arima¹, Haruki Aotsuka¹, Thaw Dar Wunn¹, Taichi Matsusaki¹, Walubita Mufalo¹, Takaya Hamai², Masao Okumura², Shingo Tomiyama¹ (1. Hokkaido University, 2. Japan Organization for Metals and Energy Security)

Chairperson：晴山 渉（岩手大学）

Keywords:acid mine drainage, stiff-diagram, principal component analysis, cluster analysis, groundwater flow

秋田県横手市に位置する吉乃鉱山では，排水基準を超過する重金属を含む酸性坑廃水が流出しており，行政による排水処理が長期にわたり続いている。将来的な処理コスト・管理負担低減のために，各種重金属を硫化物として沈殿除去するパッシブトリートメントの研究開発が進められているが，融雪期となる3月下旬から5月には坑廃水の水量が平時の10 倍程度に増加するという課題がある。パッシブトリートメントを導入するためには，上記融雪期における水量増加の要因を明らかにした上で，融雪期の水量増加を抑制するための対策を図る必要がある。そこで本発表では，鉱山内の表流水や地下水の水質特性評価に加え，主成分解析やクラスター解析により鉱山内における地下水の水質区分や流動特性を明らかにした水質形成メカニズムの解明手法を紹介する。