MMIJ 2024, Akita

Presentation information (2024/08/07 Ver.)

Poster presentation session

15:15-17:15 (Poster session) High-temperature materials processing

Wed. Sep 11, 2024 3:15 PM - 5:15 PM Room-poster 5 (Clair, 1F,University Hall)

3:15 PM - 5:15 PM

[P085B] Preparation of Ni-C Catalysts by Calcination of Primary diamine-Ni Complexes and Their Application to Hydrogenation Catalysts

○Shota Muraoka1[Master’s course], Kazuya Matsumoto1, Mitsutoshi jikei1 (1. Akita University)

Keywords:Hydrogenation catalyst, Nickel, Primary diamine, Complex, Calcination

有機化合物の水素化反応には、Raney Niに代表されるNi系触媒が用いられることが多い。しかし、発火のリスクが高いことや、活性が十分ではないなどの課題がある。そのため、触媒のさらなる高性能化が求められている。当研究室ではレアメタル溶液にアミン化合物を添加することで金属含有沈殿物が得られることを見いだしており、この方法をNiに適用することでNi触媒前駆体となる沈殿物が得られると期待される。そこで、本研究ではNi含有メタノール溶液にメタキシリレンジアミンを加えることでNi含有アミン複合体を作製し、これを不活性ガス雰囲気下で焼成することで有機成分を炭化させ、NiとCの結合を有するNi-C触媒を作製した。この触媒の性能をフルフラールに対する水素化反応によって評価したところ高い活性を示した。さらに同一の反応条件でRaney Niと性能を比較したところ本触媒の方が高活性であった。また、本触媒は乾燥状態でも発火するといったこともなく安全であり、非常に簡便に作製できることから実用面においても非常に優れた触媒であることが明らかとなった。

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