MMIJ 2024, Akita

Presentation information (2024/08/07 Ver.)

Poster presentation session with a short speeches

(Poster session/Short oral-presentation) Environment / Recycling

Wed. Sep 11, 2024 1:40 PM - 3:04 PM Room-2 (102, 1F, General Education Bldg. 2)

Chairperson:菅原 一輝(北九州市立大)

2:56 PM - 3:00 PM

[2209-27-20] Investigation of the Effects of Composition Variations in Cementitious Materials on Adhering Microorganisms in Deep-Sea Environments

○Ryo Asano1[Bachelor’s course], Seitaro Koremura1, Yugo Nojima1, Hana Suzuki1, Masaki Sampei1, Toshiro Yamanaka1, Keisuke Takahashi2, Takafumi Kasaya3, Makoto Sugimura4, Hiroko Makita1,3,5 (1. Tokyo University of Marine Science and Technology, 2. Mitsubishi UBE Cement Corporation, 3. Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology, 4. Enoshima Aquarium, 5. Kanagawa Institute of Technology)

Chairperson:菅原 一輝(北九州市立大)

Keywords:Concrete, Cementitious Materials, Microorganisms, Deep-sea

日本近海の海底資源を効率よく採掘するためには、建材として優れた機能性を持つコンクリート等のセメント系材料を用いた構造物を深海に建造する必要がある。しかし、深海環境特有の影響により、深海底に晒されたセメント系材料は著しく劣化することがわかっている。そのため、深海環境で持続的な強度をもつセメント系材料の開発が求められている。
既往の研究により、セメント系材料の表面に優占的に固着する微生物の存在が示唆され、その中にはセメント系材料の微細な亀裂を埋める機能や、外部からの劣化因子の侵入を抑制する機能を有するものが存在することが明らかとなっている。したがって、深海環境において微生物はセメント系材料の劣化を抑制し、耐久性を向上させる可能性がある。しかし、これまでの研究では、一種類のセメントでのみ調査が行われており、他の種類のセメントを用いた場合や増粘剤の影響による固着微生物の変化等は調査されていない。
本研究では、数種類のセメントを用いてセメントペースト試験体を作成し、深海環境に数年間浸漬・回収した後、試験体表面の微生物叢を明らかにすることでセメント系材料の組成と固着する微生物の関係について調査する。

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