1:48 PM - 1:52 PM
[2309-27-03] Development of a New Density Separation System Based on Granular Physics
Chairperson:高谷 雄太郎(東京大学)
Keywords:fine particles, density segregation, vibrated bed
本研究では,混合微粒子を密度に基づいて連続分離することが可能である新たな微粒子分離システムを提案する.
本提案システムは,鉛直振動を付加することによって生じる微粒子の「密度逆偏析」と「突発的流動化」という2
つの特異的な現象を組み合わせたものであり,密度の異なる混合粒子の投入・分離・排出を同時に行うことが可能
である.従来の密度選別技術と比較した本システムの利点として,簡単な構造を有すること,分離時間が高速であ
ること,直径100µm程度の付着性を有する粉体の分離も可能であることが挙げられる.本提案システムで応用して
いる密度逆偏析および突発的流動化は,いずれも粉体物理学において興味を持たれている現象である.これらの現
象は,鉛直振動の付加によって生じる粒子層中の透過流動が重要な役割を果たしていることが先行研究によって示
されているが,そのメカニズムは十分に解明されていない. 本研究では,新しい連続密度分離システムの開発と並
行して,粒子層中の透過流動に着目した実験および数値解析を行うことにより分離メカニズムの解明を試みる.ま
た両結果から,密度分離をコントロールするためのいくつかの基礎的知見を示す.
本提案システムは,鉛直振動を付加することによって生じる微粒子の「密度逆偏析」と「突発的流動化」という2
つの特異的な現象を組み合わせたものであり,密度の異なる混合粒子の投入・分離・排出を同時に行うことが可能
である.従来の密度選別技術と比較した本システムの利点として,簡単な構造を有すること,分離時間が高速であ
ること,直径100µm程度の付着性を有する粉体の分離も可能であることが挙げられる.本提案システムで応用して
いる密度逆偏析および突発的流動化は,いずれも粉体物理学において興味を持たれている現象である.これらの現
象は,鉛直振動の付加によって生じる粒子層中の透過流動が重要な役割を果たしていることが先行研究によって示
されているが,そのメカニズムは十分に解明されていない. 本研究では,新しい連続密度分離システムの開発と並
行して,粒子層中の透過流動に着目した実験および数値解析を行うことにより分離メカニズムの解明を試みる.ま
た両結果から,密度分離をコントロールするためのいくつかの基礎的知見を示す.
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