3:30 PM - 4:00 PM
[1K0307-09-01] Naoshima Smelter & Refinery: Optimization for Material Flow through Various Improvements in Wastewater Byproduct Plants
Chairperson: 谷ノ内 勇樹(九州大学)
Keywords:resource circulation, material flow, copper smelting, flue dust, bismuth
三菱マテリアルグループは、Cu、Pb、Bi、Sn、貴金属等の製錬を行っており、グループ全体を1つの製錬システムとして各生産拠点を横断するマテリアルフローを構築している。このマテリアルフローにおいて、二件の改善を達成した。
一件目は、鉛澱物Cu濃度の低減である。直島製錬所銅熔錬工場S炉煙灰を硫酸浸出して製造される鉛澱物のCu濃度上昇により、直島製錬所でのCu回収率低下、鉛澱物を処理しているグループ会社での鉛熔錬工程における融点上昇、脱Cuコスト増加といった課題が発生していたが、煙灰の硫酸浸出時に過酸化水素を添加することで、鉛澱物Cu濃度低減を達成した。
二件目は、銅アノードBi濃度低減である。直島製錬所貴金属工程のプロセス変更により、Biの一部が貴金属排水に移行することで排水澱物となり、銅製錬工程に繰り返されることでBiの系内循環量が増加し、銅アノードBi濃度が上昇していた。貴金属排水からBiを還元析出させてビスマス滓を製造し、前述グループ会社でBiを回収することで、銅アノードBi濃度低減を達成した。
上記二件の改善により、三菱マテリアルグループ全体でのマテリアルフロー最適化を推進し、資源循環に貢献することができた。
一件目は、鉛澱物Cu濃度の低減である。直島製錬所銅熔錬工場S炉煙灰を硫酸浸出して製造される鉛澱物のCu濃度上昇により、直島製錬所でのCu回収率低下、鉛澱物を処理しているグループ会社での鉛熔錬工程における融点上昇、脱Cuコスト増加といった課題が発生していたが、煙灰の硫酸浸出時に過酸化水素を添加することで、鉛澱物Cu濃度低減を達成した。
二件目は、銅アノードBi濃度低減である。直島製錬所貴金属工程のプロセス変更により、Biの一部が貴金属排水に移行することで排水澱物となり、銅製錬工程に繰り返されることでBiの系内循環量が増加し、銅アノードBi濃度が上昇していた。貴金属排水からBiを還元析出させてビスマス滓を製造し、前述グループ会社でBiを回収することで、銅アノードBi濃度低減を達成した。
上記二件の改善により、三菱マテリアルグループ全体でのマテリアルフロー最適化を推進し、資源循環に貢献することができた。
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