資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

一般講演

【一般講演】岩盤工学 / 資源開発技術 [9/4(木) PM  第1会場]

2025年9月4日(木) 13:00 〜 14:40 第1会場 (C棟2階212)

司会:清水賀之(イタスカジャパン)

●岩盤工学:岩盤の力学特性,地山応力など、地下の岩盤の状態の把握に必要な基礎的な試験技術,解析技術、そしてこうした技術を用いたケーススタディについて議論を行う。

●資源開発技術:エネルギーや金属鉱物などの資源の開発に必要な上流から下流までの開発・生産の技術に関する科学的・技術的な現状および課題について議論を行う

<発表時間20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

13:00 〜 13:20

[3108-12-01] 立坑覆工コンクリート応力測定と立坑周辺の水平面内地山応力推定の試み

○桑原 和道1、板本 昌治1、大山 勝悦1、本島 貴之2、西谷 友幸2、藤枝 大吾3、戸賀瀬 和輝3、青柳 和平3 (1. 株式会社ウエスコ、2. 大成建設株式会社、3. 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)

司会:清水賀之(イタスカジャパン)

キーワード:覆工コンクリート、オーバーコアリング、応力測定、壁面

(国研)日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究所においては, 高レベル放射性廃棄物の地層処分技術の研究開発を目的とした地下研究施設として東立坑、西立坑、換気立坑の3本の立坑と深度140m,250m,350mに水平坑道が建設されている。筆者らは、(国研)日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究所の東立坑(内径6.5m)深度約320m地点の覆工コンクリート壁面3か所で応力測定を行った。測定手法は直径40mmのモールドに設置した4枚のひずみゲージを壁面に瞬間接着剤で貼り付けてオーバーコアリングする壁面ひずみ法で実施し,各測点のコンクリート壁面の応力状態を評価した。次にこれらの3測点の応力測定結果を用いて弾性厳密解による逆解析から立坑周辺の水平面内地山応力状態を推定した。その結果、最大主応力の方位はほぼ東西方向で既報の測定結果と調和的であった。また、最大,最小主応力の大きさは既報の250m調査坑道の値の1/2程度の値と推定された。立坑周りは掘削の影響により初期地圧状態ではないことや解析の前提条件と実際の環境が一致していないことが主な原因と考えている。

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