資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

一般講演

【一般講演】岩盤工学 / 資源開発技術 [9/4(木) PM  第1会場]

2025年9月4日(木) 13:00 〜 14:40 第1会場 (C棟2階212)

司会:清水賀之(イタスカジャパン)

●岩盤工学:岩盤の力学特性,地山応力など、地下の岩盤の状態の把握に必要な基礎的な試験技術,解析技術、そしてこうした技術を用いたケーススタディについて議論を行う。

●資源開発技術:エネルギーや金属鉱物などの資源の開発に必要な上流から下流までの開発・生産の技術に関する科学的・技術的な現状および課題について議論を行う

<発表時間20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

13:40 〜 14:00

[3108-12-03] ネイチャーポジティブに向けた休廃止鉱山管理のためのデジタルツイン技術の検討

○浜口 怜子1[学士課程]、大塚 尚広1、保高 徹生2,1、山縣 三郎3、黒嶋 章太3、新開 啓3、岡田 夏男1、大友 陽子1、川村 洋平1 (1. 北海道大学、2. 産業技術総合研究所、3. 三菱マテリアル株式会社)

司会:清水賀之(イタスカジャパン)

キーワード:デジタルツイン、ネイチャーポジティブ、3Dガウシアンスプラッティング、3Dモデリング

近年、自然環境の回復を重視するネイチャーポジティブ(NP)の考え方が注目されており、鉱山開発・管理において自然資本の評価・回復の両立は急務である。一方、鉱山管理範囲は広域にわたり、現場状況を迅速かつ継続的に把握することは困難であった。本研究では、現場(フィジカル空間)をデジタル上(サイバー空間)で再現するデジタルツイン技術を適用し、鉱山の管理におけるNPに資する自然資本評価への活用可能性を検討した。 北海道内の休廃止鉱山の堆積場を対象として、ドローンで取得した空撮写真からStructure from Motionにより点群データを生成し三次元モデル化、その正射変換によるオルソ画像を作成した。さらに、フォトリアリスティックな描画と自由視点での観察が可能な3D Gaussian Splattingによって高精細な三次元モデルを構築し、自然資本状況を確認した。これにより、当該技術が、人による現地目視確認に代替し得る手法としての有効性が示された。三次元的な可視化と情報統合により、鉱山の自然資本状態を客観的に把握可能な技術基盤が構築され、NPへの貢献が期待される。

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