(General session) High-temperature materials processing

[3508-13-06] Removal of Impurity Elements from ADC12 Alloy Using Molten Tin

○Satoshi Iwasawa^1,2, Kengo Kato¹, Hideki Ono¹ (1. Toyama University, 2. Sankyo Tateyama, Inc.)

司会：松浦 宏行（東京大学）

Keywords:Aluminium Recycle, Remove Impurity, Molten Tin

アルミニウム再生地金製造時のCO2排出量は新地金製造時の約3%で済むため、アルミニウムをリサイクルすることは非常に重要である。一般的にアルミニウムスクラップは回収時に異種合金が混入するため、不純物許容濃度が低いアルミニウム展伸材への再生地金使用率は10%と低い。そのため、展伸材の再生地金使用率向上にはスクラップ中の不純物元素の除去が必要である。そこで、溶融Snに対するアルミニウム合金中の各金属との溶解度差を利用した不純物技術の研究を進めている。これまで、溶融SnにAl-12%Si, Al-10%Feを溶解することで、AlとSi, Feの分離が確認された。本研究は、溶融Snを利用した商用的に広く使用されるADC12合金の不純物除去技術の開発を目的としている。本発表では、溶融SnにADC12合金を溶解することで、分離可能な元素の調査結果を報告する。