○安藤 哲朗 (安城更生病院 神経内科)
セッション情報
神経疾患の克服を目指して
[OC-01] 我々は、ALSを、早期に診断し、正確に経過を追うことができるのか?
2018年5月23日(水) 13:20 〜 15:10 第3会場 (さっぽろ芸術文化の館3F 蓬莱の間)
座長:小野寺 理(新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野), 三澤 園子(千葉大学大学院医学研究院神経内科学)
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の分子病態が解明され、その根本的治療に向けて様々な治験が進められている。しかし、現在、本症の診断基準では、複数の領域に病気が進行し、始めてその診断が可能で有る。つまり進行期でしか確定診断が出来ない。有効な治療法があれば、早期に介入するほど有効であることは疑う余地もない。このため、早期での確定診断は、大きな課題となっている。さらに、ALSの臨床症状の進行形式は多様であり、これも、治験の障壁となる。それでは、私たちは、どれだけ早期に確実にALSを診断し、その進行を予測することができるのであろうか。このシンポジウムでは、電気生理、バイオマーカー、イメージングの観点から、ALSの早期診断、そして進行の定量的評価に向けた展望を議論し、新世紀のALS研究への橋渡しとすることを目標とする。
○山﨑 博輝, 野寺 裕之, 高松 直子, 和泉 唯信, 梶 龍兒 (徳島大学病院 神経内科)
○園生 雅弘 (帝京大学病院 神経内科)
○樋口 真人 (量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所)
○細川 雅人 (公益財団法人東京都医学総合研究所・認知症プロジェクト)
○横田 隆徳 (東京医科歯科大学病院 脳神経病態学分野)