○祖父江 元 (名古屋大学大学院医学系研究科)
セッション情報
神経疾患の克服を目指して
[OC-03] レジストリー・コホート研究が目指すもの -病態解明・創薬に向けて
2018年5月24日(木) 15:20 〜 17:20 第4会場 (さっぽろ芸術文化の館3F 黎明の間)
座長:祖父江 元(名古屋大学大学院医学系研究科), 武田 伸一(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所)
コホート・レジストリー研究は、対象疾病の病態や医療の現状把握を通じて、医療の改善と政策提言等に貢献してきた。全国規模の多施設が参加する前向き研究により十分な母集団を確保する事により、国際水準の疫学や臨床研究に貢献してきた。今後の期待される方向として、臨床データと連結した臨床試料の継続的な蓄積は、疾患関連の環境因子の調査、分子バイオマーカーの開発、疾患関連の遺伝素因の同定等、治療・予防に向けた臨床研究への発展である。神経疾患には、難治性疾患や希少性疾患が多く、大規模のコホート構築と継続的な運営は、神経疾患の克服に大いに貢献できる可能性がある。本シンポジウムでは先駆的な取り組みの事例をもとに、コホート・レジストリー研究の課題と展望について論議する機会としたい。
○武田 伸一 (国立精神・神経医療研究センター 神経研究所)
○長﨑 正朗 (東北大学東北メディカル・メガバンク機構ゲノム解析部門バイオメディカル情報解析分野)
○河野 隆志1,2 (1.国立がん研究センター・研究所・ゲノム生物学研究分野, 2.国立がん研究センター・先端医療開発センター・ゲノムTR分野)