○大木 伸司 (国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部)
セッション情報
神経疾患の克服を目指して
[OC-06] 神経免疫難病のトランスレーショナルリサーチ:モデルから目指す創薬
2018年5月26日(土) 15:00 〜 17:00 第3会場 (さっぽろ芸術文化の館3F 蓬莱の間)
座長:吉良 潤一(九州大学大学院医学研究院神経内科学分野), 神田 隆(山口大学大学院医学系研究科神経内科学)
日本神経免疫学会
多発性硬化症(MS)では治療効果の高い疾患修飾薬の開発が進んでいるが、それ以外の神経免疫疾患では、切れ味のよい分子標的薬の開発は未だ不十分である。またMSにおいても慢性進行型に著効を示す治療薬の開発は程遠い現状である。このような難治性の神経免疫疾患の治療薬開発においては、ヒトでの病態をよく反映したモデルの開発が極めて重要である。このシンポジウムでは、神経免疫難病の新たな動物モデルの開発を通じて、従来にない作用機序の新薬の開発をめざす研究成果を紹介する。新しい慢性進行型および進行再発型MSモデル、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチーモデル、肥厚性硬膜炎モデル、血液脳関門・血液末梢神経関門モデルを取り上げ、最先端の治療薬開発の現状を、5人の演者にご講演いただく。本シンポジウムを通じて、神経免疫難病の病態への理解が深まり、病態によく対応した適切な治療薬の選択や治療薬の開発が進むことが期待される。
○吉良 潤一 (九州大学大学院医学研究院神経内科学分野)
○飯島 正博 (名古屋大学大学院 医学系研究科 神経内科)
○眞﨑 勝久 (九州大学病院 神経内科)
○神田 隆 (山口大学大学院医学系研究科 神経内科学)