第59回日本神経学会学術大会

セッション情報

シンポジウム

[S-07] 脳虚血病態の基礎からtranslational researchへ

2018年5月24日(木) 08:00 〜 09:30 第4会場 (さっぽろ芸術文化の館3F 黎明の間)

座長:八木田 佳樹(川崎医科大学脳卒中医学), 下畑 享良(岐阜大学大学院医学系研究科神経内科・老年学)

これまで脳虚血病態の解明を目指す研究が精力的にすすめられてきた。基礎研究からは虚血に対する脳構成細胞の動態が分子レベルで明らかにされてきており、脳虚血病態の分子機序について多くの情報が蓄積されてきている。一方でそれらの知見を臨床につなげるためには多くの未解決問題が存在する。脳虚血病態研究においては基礎研究と臨床の間に大きな乖離があるのではないかとの指摘もある。特定の条件下で成立する基礎研究の成果は、臨床的にはどのような条件下で生かすことができるのであろうか?脳虚血病態について臨床的にも基礎的にも造詣が深く、新たな知見を生み出し続けている研究者に最新の成果を発表していただき、議論を深めることでtranslational researchにつながる方向性を考察する。

田中 亮太1, 黒木 卓馬2, 寺本 紳一郎3, 山城 一雄1, 宮元 伸和1, 上野 祐司1, 新井 一3, 服部 信孝1, 卜部 貴夫4 (1.順天堂大学医学部 脳神経内科, 2.順天堂大学医学部附属練馬病院 脳神経内科, 3.順天堂大学医学部 脳神経外科, 4.順天堂大学医学部附属浦安病院 脳神経内科)