[HT-07] 脊髄炎に関する最近のトピックス

[HT-07-1] HAMの病態と治療

山野 嘉久 (聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター)

感染性/免疫性機序による脊髄炎には、従来から良く知られている抗体や感染源に起因する疾患に加え、頻度は低いものの、比較的近年、原因や臨床像が明らかにされてきたものがある。これら脊髄炎の臨床像や病態、新しい治療法への展開についてのトピックスを第一人者の先生方にレクチャーいただく。

経歴：
1993年　鹿児島大学医学部卒業
1997年　同大学大学院内科学第三修了(医学博士)
2000年～2003年　米国National Institute of Health, Postdoctoral fellow
2008年～聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター病因病態解析部門　部門長/准教授
2016年～聖マリアンナ医科大学大学院　先端医療開発学　教授（兼務）

専門領域：
神経内科専門医・指導医、総合内科専門医・指導医、リウマチ内科専門医。
特に、ヒトT細胞白血病ウイルス（HTLV-1）による神経難病（HAM）。

社会活動：
日本HTLV-1学会理事、日本神経感染症学会理事、日本神経免疫学会監事、日本神経学会ガイドライン統括委員会委員、
政府HTLV-1特命チームオブザーバー（2010年度）、
厚生労働省　HTLV-1対策推進協議会　構成員（2011年度～現在）
厚生労働省　治療と職業生活の両立の支援対策事業　難病作業部会委員（2018年度～）
全国HAM患者会（アトムの会）顧問、
NPO法人「日本からHTLVウイルスをなくす会」顧問。