[S-03-1] ニューロモデュレーション治療へのいざない 認知症に対する非侵襲脳刺激療法の挑戦
近年,脳機能解析技術による機序解析や医療機器開発が進んだこと新規neuromodulationの神経疾患への臨床応⽤が期待されている。⾮侵襲脳刺激法として、反復経頭蓋磁気刺激や経頭蓋直流電流刺激に加え,デコーディッドニューロフィードバックなどの脳科学に基づいた⼿法も開発されている。対象疾患としても非侵襲的脳刺激法による脳可塑性誘導がパーキンソン病、脳梗塞など神経疾患の治療に応用されるようになったが、さらに新しい非侵襲的脳刺激の手法をリハビリテーションと組み合わせた臨床効果の向上や、これまで治療困難であった疾患への応用も期待されている。また大脳でなく脊髄に可塑性を誘導するで神経疾患の運動症状を改善する新しい治療法の試みもある。多くの脳神経内科医師には馴染みの薄い領域であるが、⾮侵襲脳刺激法に関わる脳内回路のメカニズムに関する理解を深めることができるセッションである。
2004年 帝京大学医学部 卒業
2004年 名古屋第二赤十字病院 臨床研修医
2006年 名古屋第二赤十字病院 神経内科
2010年 名古屋大学大学院医学系研究科 神経内科
2013年 岡崎市民病院 脳神経内科
2015年 NIH, National Institute of Neurological Disorders and Stroke (NINDS)
2016年 大阪大学大学院医学系研究科 脳神経機能再生学 (脳神経外科・神経内科併任)
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。