[S-03-2] パーキンソン病に対する非侵襲脳刺激法
近年,脳機能解析技術による機序解析や医療機器開発が進んだこと新規neuromodulationの神経疾患への臨床応⽤が期待されている。⾮侵襲脳刺激法として、反復経頭蓋磁気刺激や経頭蓋直流電流刺激に加え,デコーディッドニューロフィードバックなどの脳科学に基づいた⼿法も開発されている。対象疾患としても非侵襲的脳刺激法による脳可塑性誘導がパーキンソン病、脳梗塞など神経疾患の治療に応用されるようになったが、さらに新しい非侵襲的脳刺激の手法をリハビリテーションと組み合わせた臨床効果の向上や、これまで治療困難であった疾患への応用も期待されている。また大脳でなく脊髄に可塑性を誘導するで神経疾患の運動症状を改善する新しい治療法の試みもある。多くの脳神経内科医師には馴染みの薄い領域であるが、⾮侵襲脳刺激法に関わる脳内回路のメカニズムに関する理解を深めることができるセッションである。
平成13年3月 東北大学医学部卒業
平成13年4月~平成17年3月 東大病院・関東中央病院・虎の門病院で研修
平成17年4月 東京大学大学院博士課程入学
平成21年3月 同修了/日本学術振興会特別研究員(PD)
平成22年6月~平成25年3月 英国留学(Sobell Department, UCL Institute of Neurology, London)/日本学術振興会海外特別研究員
平成25年4月~現在 東京大学医学部附属病院神経内科 助教
所属学会
日本内科学会・日本神経学会・日本臨床神経生理学会・日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(MDSJ)・Movement Disorder Society・Society for Neuroscience・International Federation of Clinical Neurophysiology
受賞歴など
平成26年4月~ Editorial Board, Brain Stimulation
平成27年10月 日本臨床神経生理学会 第5回奨励賞
平成29年~ 日本神経学会パーキンソン病診療ガイドライン作成委員会研究協力者
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。