第60回日本神経学会学術大会

講演情報

シンポジウム

[S-03] 神経疾患に対する⾮侵襲脳刺激療法の最先端

2019年5月22日(水) 09:50 〜 11:50 第11会場 (大阪国際会議場12F 会議室1202)

座長:長峯 隆(札幌医科大学医学部神経科学講座), 寺尾 安生(杏林大学医学部 病態生理学教室)

[S-03-5] 疼痛に対するニューロモデュレーション治療

齋藤 洋一1,2, 細見 晃一1,2, 栁澤 琢史2,4, 眞野 智生1,3 (1.大阪大学 大学院医学系研究科脳神経機能再生学, 2.大阪大学 大学院医学系研究科脳神経外科学, 3.大阪大学 大学院医学系研究科脳神経内科学, 4.大阪大学高等共創研究院 栁澤研究室)

近年,脳機能解析技術による機序解析や医療機器開発が進んだこと新規neuromodulationの神経疾患への臨床応⽤が期待されている。⾮侵襲脳刺激法として、反復経頭蓋磁気刺激や経頭蓋直流電流刺激に加え,デコーディッドニューロフィードバックなどの脳科学に基づいた⼿法も開発されている。対象疾患としても非侵襲的脳刺激法による脳可塑性誘導がパーキンソン病、脳梗塞など神経疾患の治療に応用されるようになったが、さらに新しい非侵襲的脳刺激の手法をリハビリテーションと組み合わせた臨床効果の向上や、これまで治療困難であった疾患への応用も期待されている。また大脳でなく脊髄に可塑性を誘導するで神経疾患の運動症状を改善する新しい治療法の試みもある。多くの脳神経内科医師には馴染みの薄い領域であるが、⾮侵襲脳刺激法に関わる脳内回路のメカニズムに関する理解を深めることができるセッションである。

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昭和61年3月  大阪大学医学部大学院 医学研究科博士課程修了
昭和61年7月  関西労災病院 脳神経外科医員
  63年7月  阪和記念病院脳神経外科
平成元年1月  ニューヨーク マウントサイナイ病院 研究員
  3年4月  ウイスコンシン霊長類研究所 研究員
  5年4月  大阪大学助手医学部 (脳神経外科)
  11年7月  大阪労災病院副部長(脳神経外科) 
  13年4月  大阪大学助手大学院医学系研究科 
  14年2月  大阪大学講師大学院医学系研究科 
  19年2月  大阪大学准教授大学院医学系研究科 
  22年7月  大阪大学産学連携本部脳神経機能再学(帝人ファーマ) 特任教授
  26年4月  大阪大学大学院医学系研究科脳神経機能再生学 特任教授
         (脳神経外科学講座 兼任)
資格
昭和63年7月    日本脳神経外科学会専門医(第2418号)
平成21年4月    日本間脳下垂体腫瘍学会理事
平成23年1月   日本定位・機能神経外科学会理事
平成24年7月    日本疼痛学会理事
平成25年7月    日本ニューロモデュレーション学会理事
賞罰
昭和61年10月   日本脳神経外科学会賞受賞など

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