[S-03-6] 脊髄可塑性の誘導と臨床への応用
近年,脳機能解析技術による機序解析や医療機器開発が進んだこと新規neuromodulationの神経疾患への臨床応⽤が期待されている。⾮侵襲脳刺激法として、反復経頭蓋磁気刺激や経頭蓋直流電流刺激に加え,デコーディッドニューロフィードバックなどの脳科学に基づいた⼿法も開発されている。対象疾患としても非侵襲的脳刺激法による脳可塑性誘導がパーキンソン病、脳梗塞など神経疾患の治療に応用されるようになったが、さらに新しい非侵襲的脳刺激の手法をリハビリテーションと組み合わせた臨床効果の向上や、これまで治療困難であった疾患への応用も期待されている。また大脳でなく脊髄に可塑性を誘導するで神経疾患の運動症状を改善する新しい治療法の試みもある。多くの脳神経内科医師には馴染みの薄い領域であるが、⾮侵襲脳刺激法に関わる脳内回路のメカニズムに関する理解を深めることができるセッションである。
昭和59年3月 東京大学医学部保健学科卒業
平成2年3月 東京大学医学系研究科博士課程修了
平成2年4月 杏林大学助手
平成24年4月 杏林大学教授
平成6年9月 -平成8年8月 スウェーデンウメオ大学客員研究員
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。