第60回日本神経学会学術大会

講演情報

シンポジウム

[S-08] ゲノム編集技術が切り拓く神経内科学

2019年5月23日(木) 08:00 〜 09:30 第3会場 (大阪国際会議場10F 会議室1003)

座長:西道 隆臣(理化学研究所脳神経科学研究センター), 岩田 淳(東京大学大学院医学系研究科神経内科)

後援:日本ゲノム編集学会

[S-08-4] 塩基編集技術を利用した高効率な変異Psen1マウスの複数系統同時作製

笹栗 弘貴1, 関口 みさき1, 藤岡 亮1, 永田 健一1,2, 松葉 由紀夫1, 西道 隆臣1 (1.理化学研究所 脳神経科学研究センター 神経老化制御研究チーム, 2.大阪大学大学院医学系研究科 認知症プレシジョン医療開発学)

ゲノム編集技術は、CRISPR/Cas9の出現に伴い、近年著しい進歩を遂げている。その技術応用は、単に特定の遺伝子を標的とした動物モデル作製にとどまらず、遺伝子の発現調節、エピゲノム修飾調節、RNA編集、遺伝子治療、診断技術など多岐にわたる。今後、ゲノム編集技術は疾患研究、遺伝子治療において必要不可欠な技術の一つとなることは間違いない。そのゲノム編集技術に関する基礎的な知識から最新の研究成果を神経内科医に広く知ってもらうために本シンポジウムを企画した。本シンポジウムでは、世界で活躍する若手研究者を含む日本人研究者による、ゲノム編集の基礎知識から技術応用までの概要、基本的な技術を利用したモデル動物作製、応用技術を利用した疾患研究、神経筋疾患の遺伝子治療、さらに世界最先端の治療応用を目指した生体内ゲノム編集研究に関する講演を予定している。

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1999年  東京医科歯科大学医学部医学科卒業
1999年  東京医科歯科大学附属病院 研修医
2000年  横須賀共済病院 研修医
2001年  東京医科歯科大学附属病院・埼玉県総合リハビリテーションセンター 神経内科
2002年  旭中央病院 神経内科 医員
2004年  関東中央病院 神経内科 医長
2005年  東京医科歯科大学大学院 脳神経病態学
2009年  東京医科歯科大学大学院 卒業
2009年  埼玉県総合リハビリテーションセンター 神経内科 医長
2012年  Mayo Clinic, Jacksonville留学(Department of Neuroscience, Prof. Petrucelli)
2014年  中野総合病院 脳卒中科 部長
2016年 現職(理化学研究所 脳神経科学研究センター 神経老化制御研究チーム(西道隆臣チームリーダー) 研究員)

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