[S-14-3] Autonomic failure and cognitive dysfunction in dementia with Lewy bodies
α-synuleinopathyであるパーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(DLB)、多系統萎縮症(MSA)やレム期睡眠行動障害(RBD)は自律神経障害および認知機能障害を認め、ともに予後不良因子とされている。まず、自律神経障害と情動・認知の関連を概説し、次に個々疾患に関して議論する。PDでは起立性・食事性低血圧などの血圧変動と認知機能障害の関連が指摘されている。さらに、DLBでは認知機能障害に加えて自律神経機能障害も顕著であり両者が関連していることが考えられる。MSAでは従来考えられているよりも認知機能障害が多く認められる。RBDはα-synuleinopathyにしばしば認められ認知機能障害の進行と自律神経障害の出現と密接に関連している。これら疾病における認知機能障害と自律神経障害の病態およびα-synuleinの出現とその進展様式の関連を最近の知見を踏まえて議論する。
1987年3月 滋賀医科大学卒業(同年 千葉大学神経内科入局)
1995年4月 成田赤十字病院神経内科副部長
1997年10月 千葉大学医学部附属病院神経内科助手
2002年4月 英国ロンドン大学神経研究所客員研究員
2003年4月 千葉大学医学研究院神経内科助教
2004年4月 千葉大学医学研究院神経内科講師
2012年4月 千葉大学医学研究院神経内科准教授
2014年4月 千葉大学医学研究院総合医科学特任教授
2016年4月 脳神経内科津田沼 所長
2016年7月 慶應大学論理と感性のグローバル研究センター共同研究員 兼任
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