[S-23-2] 災害医療の実際:小児周産期リエゾンの活動
2011年東日本大震災以降も,2016年熊本地震,2017年九州北部豪雨,2018年大阪北部地震などの大きな災害が発生している.私たち脳神経内科は,こうした災害を通して,何を教訓としてきたのだろうか.日本神経学会災害対策委員会では,2017年「災害対策マニュアル」を出版し,災害に対する「備え」から,発災後の対応について,日本神経学会が実践できる体制構築に努めてきた.発災後,各都道府県に神経難病災害ネットワークを構築し,ネットワーク長とリエゾンをおき,情報収拾・発信,医療調整,保健活動の実践が記されている.本シンポジウムでは災害医療のプロフェッショナルとともに,脳神経内海がどのような役割を果たし,神経疾患患者をサポートできるかについて,みなさんと一緒に考えていきたい.
平成15年 大阪医科大学卒業
大阪赤十字病院救急部、小児科、大阪市立総合医療センター救命救急センターでの勤務を経て
平成22年 東京都立小児総合医療センター 救命救急科
平成25年より国立病院機構災害医療センター臨床研究部医師、厚生労働省DMAT事務局
平成25年 フィリピン台風被害時には国際緊急援助隊医療チーム1次隊として派遣
平成28年熊本地震では本震の日の夜より熊本県庁DMAT調整本部で活動
日本小児科学会災害対策委員会委員
日本小児救急医学会災害医療委員会委員
東京都災害時周産期医療体制検討部会委員
千代田区災害医療連携会議委員
救急科専門医、小児科専門医、小児科指導医
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。