[S-30-1] Recent advances of 7T ultra high field MRI in neuroimaging research
脳の構造、ネットワーク、タンパク質、機能をはじめとした可視化技術の進歩には目覚ましいものがある。特に7T MRIを用いた高解像度MRIは詳細なミエリンマップを提供し、高感度タンパク質PETはタウ、TDP-43、α-シヌクレインの可視化に迫っている。また、コンピュータサイエンスは、ヒトの脳ネットワークから見た脳機能の理解を飛躍的に進めている。さらに、脳画像というビッグデータの収集体制とハードウェア技術の革新は、ディープラーニングを含めた人工知能を用いた新しい脳画像研究領域を生み出そうとしている。一方で、これらの革新的技術を用いて神経疾患の研究を進めるには、脳神経内科医による解析の目的の明確化と、仮説立てが益々重要になっている。本シンポジウムでは、脳の可視化研究をリードする我が国の研究者の講演を通じて最新の到達点を知るとともに、これらを活用した新機軸の神経疾患研究への展開を考えたい。
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所 心理生理学研究部門、総合研究大学院大学 生命科学研究科 准教授。鍼灸師、鍼灸学博士。明治鍼灸大学(現 明治国際医療大学)卒・同大学院博士課程修了、2000年 明治鍼灸大学 医療情報学教室 助手、2003年 米国 NIH・NINDS・Lab. of functional and molecular imaging・Advanced MRI section (Dr. Jeff H. Duyn)・Visiting Fellow、2007年 同・Reserach Fellow、2010年 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 生体機能イメージング 特任助教、2014年より現職。中枢神経系を対象に磁気共鳴法 (magnetic resonance) による脳機能研究、計測法開発に従事。とくに高磁場MRIによるヒトおよび小動物への機能・代謝・分子イメージングを専門とします。
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