[S-30-5] MRI異常のない神経疾患(NINJA, ME/CFS)に対する拡散MRI解析の意義
脳の構造、ネットワーク、タンパク質、機能をはじめとした可視化技術の進歩には目覚ましいものがある。特に7T MRIを用いた高解像度MRIは詳細なミエリンマップを提供し、高感度タンパク質PETはタウ、TDP-43、α-シヌクレインの可視化に迫っている。また、コンピュータサイエンスは、ヒトの脳ネットワークから見た脳機能の理解を飛躍的に進めている。さらに、脳画像というビッグデータの収集体制とハードウェア技術の革新は、ディープラーニングを含めた人工知能を用いた新しい脳画像研究領域を生み出そうとしている。一方で、これらの革新的技術を用いて神経疾患の研究を進めるには、脳神経内科医による解析の目的の明確化と、仮説立てが益々重要になっている。本シンポジウムでは、脳の可視化研究をリードする我が国の研究者の講演を通じて最新の到達点を知るとともに、これらを活用した新機軸の神経疾患研究への展開を考えたい。
2004年3月 秋田大学医学部医学科卒業
2004年4月 自治医科大学附属病院初期研修医
2006年4月 自治医科大学附属病院内科後期研修医
2007年4月 自治医科大学附属病院放射線科後期研修医
2010年4月 国立精神・神経医療研究センター病院放射線科レジデント
2012年4月 自治医科大学放射線科助教
2015年4月 国立精神・神経医療研究センター病院放射線科医長
現在に至る
抄録パスワード認証
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