第61回日本神経学会学術大会

セッション情報

シンポジウム

[S-49] シンポジウム49
生命金属で切り開く神経疾患の解明

2020年9月2日(水) 10:45 〜 12:15 第04会場 (岡山コンベンションセンター 3F 301会議室)

座長:保住 功(岐阜薬科大学薬物治療学),宮嶋 裕明(浜松医科大学内科学第一講座)

津本 浩平 (東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング)

鉄、銅、亜鉛などの金属元素は、生体内において、ごく微量しか存在しないものの、その吸収・輸送・活用といった生体内動態は、適正に制御されており、その破綻は疾病の原因となる。脳の神経細胞・グリア細胞などにおいても、これらの機能維持に関わる生命金属はタンパク質・酵素の構造や機能の維持、細胞内外の恒常性の維持などに極めて重要で、その破綻は神経細胞死や老化の原因につながる。しかし、生命金属が生命機能に果たす役割があまりに重要、広範であるがゆえに、分子レベルでの解明が立ち遅れていた。近年、分子生物学的手法、特異的金属プローブの開発、トランスミッターの解明が急速に進んだ。これまで研究成果をreviewし、今後の展開を解説することで、脳内の生命金属の役割、重要性がわかりやすく理解でき、病態解明が進み、創薬開発への新たな道が開ける。学会が金属イオンと神経疾患との関連性に注目し続けることに大きな意義がある。

長野 清一 (大阪大学大学院医学系研究科神経内科学)

鉄、銅、亜鉛などの金属元素は、生体内において、ごく微量しか存在しないものの、その吸収・輸送・活用といった生体内動態は、適正に制御されており、その破綻は疾病の原因となる。脳の神経細胞・グリア細胞などにおいても、これらの機能維持に関わる生命金属はタンパク質・酵素の構造や機能の維持、細胞内外の恒常性の維持などに極めて重要で、その破綻は神経細胞死や老化の原因につながる。しかし、生命金属が生命機能に果たす役割があまりに重要、広範であるがゆえに、分子レベルでの解明が立ち遅れていた。近年、分子生物学的手法、特異的金属プローブの開発、トランスミッターの解明が急速に進んだ。これまで研究成果をreviewし、今後の展開を解説することで、脳内の生命金属の役割、重要性がわかりやすく理解でき、病態解明が進み、創薬開発への新たな道が開ける。学会が金属イオンと神経疾患との関連性に注目し続けることに大きな意義がある。

浅沼 幹人, 宮崎 育子 (岡山大学医歯薬学総合研究科脳神経機構学)

鉄、銅、亜鉛などの金属元素は、生体内において、ごく微量しか存在しないものの、その吸収・輸送・活用といった生体内動態は、適正に制御されており、その破綻は疾病の原因となる。脳の神経細胞・グリア細胞などにおいても、これらの機能維持に関わる生命金属はタンパク質・酵素の構造や機能の維持、細胞内外の恒常性の維持などに極めて重要で、その破綻は神経細胞死や老化の原因につながる。しかし、生命金属が生命機能に果たす役割があまりに重要、広範であるがゆえに、分子レベルでの解明が立ち遅れていた。近年、分子生物学的手法、特異的金属プローブの開発、トランスミッターの解明が急速に進んだ。これまで研究成果をreviewし、今後の展開を解説することで、脳内の生命金属の役割、重要性がわかりやすく理解でき、病態解明が進み、創薬開発への新たな道が開ける。学会が金属イオンと神経疾患との関連性に注目し続けることに大きな意義がある。

保住 功, 栗田 尚佳, 位田 雅俊 (岐阜薬科大学 薬物治療学)

鉄、銅、亜鉛などの金属元素は、生体内において、ごく微量しか存在しないものの、その吸収・輸送・活用といった生体内動態は、適正に制御されており、その破綻は疾病の原因となる。脳の神経細胞・グリア細胞などにおいても、これらの機能維持に関わる生命金属はタンパク質・酵素の構造や機能の維持、細胞内外の恒常性の維持などに極めて重要で、その破綻は神経細胞死や老化の原因につながる。しかし、生命金属が生命機能に果たす役割があまりに重要、広範であるがゆえに、分子レベルでの解明が立ち遅れていた。近年、分子生物学的手法、特異的金属プローブの開発、トランスミッターの解明が急速に進んだ。これまで研究成果をreviewし、今後の展開を解説することで、脳内の生命金属の役割、重要性がわかりやすく理解でき、病態解明が進み、創薬開発への新たな道が開ける。学会が金属イオンと神経疾患との関連性に注目し続けることに大きな意義がある。