[HT-06-2] シヌクレイノパチーの次世代標的
神経変性疾患の多くは、タンパク質の品質管理機構不全による異常タンパク質の脳内蓄積が病態に深く関与しており、近年ではプロテイノパチーと総称されている。国内外でプロテイノパチー研究は盛んにおこなわれているものの、表現型としての疾患や蓄積する異常タンパク質単位で細分化された取り組みが多く、プロテイノパチーの病態を横断的に理解しようという試みはまだ少ない。 本シンポジウムではα-シヌクレイン、アミロイドβ、タウ、TDP-43、FUSが鍵となるプロテイノパチーの研究動向を学ぶとともに、疾患や蓄積タンパクの種別を超えて、広くプロテイノパチー全般に共通する分子病態メカニズムについて理解を深めることを目的とする。本シンポジウムが、プロテイノパチーに対する横断的理解を基礎とした新たな研究展開の創生と、根本治療薬開発によるプロテイノパチー克服の未来への確かな一歩を踏み出す礎になることを期待したい。
学歴
2009年3月 順天堂大学医学部医学科卒業
2014年4月 順天堂大学大学院医学研究科博士課程(医学専攻)入学
2014年8月~2016年3月 国立研究開発法人理化学研究所 脳科学総合研究センター
2016年4月~2016年12月 同志社大学大学院脳科学研究科
2018年3月 順天堂大学大学院医学研究科博士課程(医学専攻)修了
職歴
2009年4月 順天堂大学練馬病院 研修医
2011年3月 順天堂大学練馬病院 研修医修了
2011年4月 順天堂大学脳神経内科 入局
2018年10月 順天堂大学医学部 神経学講座 助教
2019年4月 順天堂大学医学部 神経学講座 非常勤助教
同志社大学大学院脳科学研究科 特別研究員
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集に記載してあります。